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決済システムとインフラ。ヒエラルキーは存在する!?

決済システムとインフラ。ヒエラルキーは存在する!?

決済システムは、金融機関間の決済を円滑に行うためのシステムです。
決済システムは、大きく分けて「単純型決済」と「価値交換型決済」の2つがありますが、違いがよく分からない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、決済システムとインフラ、決済システムのヒエラルキーは存在するのかについてご紹介します。

決済システムとインフラ

決済システムとは「決済を円滑に行うための仕組みを一般的に決済システムと呼び、コンピューターやネットワークなどの物理的な仕組みのほか、決済に関する契約・慣行上のルールなど、場合によっては関係法令も含まれる。さらに、国の決済の仕組み全体を総称して決済システムと呼ぶ場合もある」とされています。

出典:日本銀行「決済システムの概要

決済インフラの基本

決済インフラにおける経営基準は、以下の3点とされています。

  • 堅確性(確かにやるか)
  • 効率性(便利であるか)
  • 経済性(安いのか、コスト)

さらに近年では、より高度化した決済が行われています。

  • 主体:中央銀行・民間
  • 手法:グロス(支払指図1件ごとの決済)、ネット(多数の支払指図の差額決済)
  • 時点:即時・時点
  • 金額:大口・小口

→明確な規定はないとされていますが、一般的に100万ドル(1億円)程度とされています。

  • 決済日:当日・翌日以降

→特に証券決済の場合には、決済日が当日にならないこともあります。

「単純型決済」と「価値交換型決済」

決済システムには大きく分けて「単純型決済」と「価値交換型決済」があるとされています。

単純型決済

振込(送金・支払)に代表される「単線」の決済のことを指します。
1つの決済だけを考えればよく、「現金の受け渡し」なども単純型決済に分類されます。

価値交換型決済

価値交換型決済は、証券決済や外為決済のように2つの金融商品で1組の決済が発生する組み合わせ決済を指します。
この価値交換型決済の方が、取りはぐれのような決済リスクの管理が困難であるため、注意が必要です。
たとえば、現金で物を購入する時や貨幣の交換などの「両替」や価値交換型決済になります。
歴史的にみると日本(江戸時代)では、銀行はこの両替商(為替)業務が起源と考えられています。

決済のヒエラルキー

決済などの銀行業務は、顧客の代行という基本的性質を持っています。
そのため、決済手段ごとに以下のようなヒエラルキー(階層構造)が定められています。

  1. 中央銀行(決済システム)
  2. 民間決済システム
  3. 銀行
  4. 企業:さまざまな決済手段
  5. 顧客(個人・企業):直接、銀行接続の場合もあります

中央銀行の決済は、最終的・不可逆的なものであり、完了性を持っています。
つまり、何があっても組戻しや返金などはされないということになります。
これが、経済全体の信用のベースになっています。

さらに銀行本体の取引は「インターバンク決済」と「顧客決済」に分けられます。
また、その分類に近い「ホールセール決済」と「リテール決済」があります。
決済において「銀行」の役割は非常に重要とされています。
これは、日本では電子マネーやスマホ決済など、新しい決済インフラ取引が増加しても、さまざまな決済の仕組みは「銀行預金(口座)」がベースになっているためです。

決済システムとインフラの関係を知ろう

決済システムは、基本的に金融機関間の決済を円滑に行えるようなシステムを指します。
決済インフラは、公共性の高い重要な社会基盤を指し、現代社会において必須とされています。
どちらも、現代社会や経済において必須なものですので、関係について知っておくことをおすすめします。

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