投稿日 : 2021年6月18日
提携カードとは!?仕組みやプロパーカードとの違いを解説
クレジットカードには「提携カード」と「プロパーカード」という種類があるのをご存知でしょうか。
この2つの仕組みを知らなくてもクレジットカードとして使うのには問題ありませんが、決済代行を考えている事業者はぜひ知っておきたい知識となります。
本記事では、提携カードとプロパーカードの違いや仕組みについてご紹介します。
提携カードとは
提携カードとは、クレジットカード会社と国際ブランドに加えて、企業や団体が提携して発行しているクレジットカードです。
提携先はデパート、スーパー、ガソリンスタンド、旅行会社などさまざまな企業や団体があります。
また提携カードは、一般的なクレジットサービスだけでなく、提携会社独自のサービスが付帯されているのが特長です。
たとえば、ガソリンスタンドとの提携カードであれば、リッターあたりの金額が安くなるなどです。
また独自のポイントを貯めることができ、ポイントを商品や他社ポイントに交換することもできます。
提携カードは、一般的に以下の目的のために利用発行されています。
- 提携企業のサービスに集客する
- 提携企業の知名度アップ
- 提携企業が加盟店の手数料を得る
これらを目的に発行されているので、独自の特典を付帯しているのです。
プロパーカードとは
プロパーカードは、クレジットカード会社が発行しているオリジナルのクレジットカードです。
2021年現在、プロパーカードを発行しているのがJCB、American Express、ダイナースクラブの3社のみです。
年会費が有料なものが多いですが、その分付帯サービスが豊富でステータスが高いことが魅力とされています。
広義のプロパーカード
プロパーカードは基本的に上記の3社が発行しているクレジットカードの事を指しますが、広義では大手カード会社が国際ブランドと提携せず自社で発行しているカードが含まれる場合もあります。
たとえば、「三井住友カード」は他社と提携せずに発行されているため、プロパーカードに含まれます。
ステータスとサービス内容
提携カードとプロパーカードでは、ステータスとサービス内容に違いがあります。
ここでは、それぞれのカードのステータスとサービス内容をご紹介します。
ステータス
提携カードとプロパーカードの違いとしてまず挙げられるのが「ステータス」です。
提携カード
一般的に、プロパーカードよりもステータス性が低いとされています。
これは年会費無料のものも多く、審査基準が比較的緩いとされているためです。
ただし、提携カードだからといって必ずしもステータス性が低いというわけではありません。
提携カードの中にはゴールドカードやプラチナカードなどの上級カードが発行されています。
これらは提携カードの中でもステータス性が高く、さまざまなサービスが付帯しているのが特長です。
プロパーカード
基本的にプロパーカードの方が、ステータスが高いとされています。
プロパーカードは年会費が高めに設定されており、審査が厳しめなのが理由のひとつです。
また、プロパーカードには通常のカードよりも年会費・付帯費が高額な「上級カード」が発行されていることが多いです。
これらのカードは「ゴールドカード」や「プラチナカード」と呼ばれており、誰でも会員になれるわけではありません。
一部の上級カードは、カード会社から招待を受けなければ申し込めないものもあるため、ステータス性がより高いといえるでしょう。
サービス
提携カードとプロパーカードでは、付帯しているサービスに違いがあります。
提携カード
提携企業が主体となって発行しているカードのため、提携企業のサービスをお得に利用できるサービスが付帯しています。
割引サービスやポイントアップ特典などを付帯していることが多く、「その企業を多く利用することでよりメリットが享受できる」仕様になっています。
プロパーカード
プロパーカードは、カード会社独自のポイントプログラムや優待サービスが提供されています。
自社だけでなく多くの企業と提携しているため、ポイントの交換先や優待内容が豊富です。
基本的に、上級ランクのカードほどサービス内容が充実しています。
提供されるメリットが違う
提携カードとプロパーカードは、発行している企業が異なります。
それぞれ提供されているサービスが異なることも知っておきましょう。