投稿日 : 2021年6月11日
ビジネスカードとは!?決済方法やメリットを知ろう!
クレジットカードの中には「ビジネスカード」と呼ばれるカードがあることをご存知でしょうか。
ビジネスカードは通常のクレジットカードとは違う特徴があります。
クレジットカード決済を導入する前に、ビジネスカードについての理解を深めておくことを、おすすめします。
本記事では、ビジネスカードの概要と決済方法、メリットなどをご紹介します。
ビジネスカードは法人カード・コーポレートカードとは違う?
ビジネスカードとは、企業や個人事業主向けのクレジットカードです。
主に会社の経費などを支払う際に使われます。
ビジネス向けのカードは、以下のようにさらに細かくカテゴリーが分けられます。
- コーポレートカード:大企業向け
- 法人カード:中小企業向け
- ビジネスカード:個人事業主や小規模事業者向け
個人カードと違い、引き落とし口座を法人名義の口座に設定できるのが特長です。
また、一般的に個人カードに比べて利用限度額が高いという特長があります。
ビジネスカードの決済方法
ビジネスカードの決済方法は、「法人与信」と「個人与信」に分けられます。
ここでは、2つの決済方法について詳しくご紹介します。
法人与信
法人として審査を受け、支払いに法人口座を設定した決済方法です。
法人与信は「会社一括決済方式」とも呼ばれています。
従業員が経費を支払う場合は従業員カードを発行し、そのカードを利用して支払いを行います。
個人与信
個人与信は法人に属している個人(従業員)もしくは個人事業主として審査を受けます。
そして個人の口座を支払い口座に設定する方法です。
法人に属している場合は年会費が不要で、カードの付帯サービスを利用することができます。
そのため、福利厚生として取り入れている企業もあります。
ビジネスカードの3つのメリット
ビジネスカードには、個人カードとは違うさまざまなメリットがあります。
ここでは、3つのメリットをご紹介します。
メリット1:経費を算出しやすい
ビジネスカードがあれば、業務上の経費を算出しやすくなります。
特に個人事業主の場合、プライベートの支出とビジネス用の支出が曖昧になりがちです。
備品購入や出張などの必要経費をすべてビジネスカードで支払えば、プライベート用の支出と区別しやすくなるでしょう。
また現金のやり取りが無くなれば、紛失や盗難などのリスクもありません。
さらに、銀行やATMに行って現金を引き出すなどの手間も省けます。
このようにビジネスカードを使うことで、経費の管理がしやすくなり、時間の節約にもつながります。
メリット2:事務処理がしやすい
事業に必要なものをすべてビジネスカードで購入すれば、事務処理がしやすくなります。
インターネット上で利用明細を照会できるため、領収書などを見ながら入力する手間が省けます。
また、利用明細で簡単に利用履歴を確認できるため、計上漏れを防げます。
メリット3:キャッシュフローの改善
ビジネスカードを使って支払い口座を一つにまとめることで、キャッシュフローの改善も期待できます。
経費の支払日(口座からの引き落とし日)がバラバラだと、その都度キャッシュフローの確認や管理が必要です。
ビジネスカードで経費の支払いをまとめれば、毎月カードの支払日を気にするだけで済みます。
また、事務所の家賃や水道光熱費、備品購入費など、どんな経費を使ったかを簡単に確認・処理できるようになります。
ビジネスカードのメリットを知ろう
ビジネスカードの利用には、経費の処理スピードを上げたり、計上漏れを防いだりなど、さまざまなメリットが考えられます。
また個人用のカードと使い分けることで、プライベートとビジネス用経費の区別が簡単になるでしょう。
クレジットカード決済導入をご検討中の方は、ビジネスカードについての知識をつけておきましょう。