投稿日 : 2021年6月25日
クレジットカード決済はいつ引き落とされる?決済の仕組みを知ろう
クレジットカードは、ユーザーにとって利便性の高い方法のため広く認知されています。
しかし、いざ決済代行をする事業者側となると、クレジットカード決済の仕組みについて知らないことも多いのではないでしょうか。
本記事では、クレジットカード決済の仕組みやクレジットカードの種類やランクなどをご紹介します。
クレジット決済の現状
クレジットカードは、日常的に利用されているキャッシュレス決済方法のひとつです。
一般社団法人日本クレジット協会の調査結果によると、2020年3月末時点の国内でのクレジットカード発行枚数は2億9,296枚となっています。
これは成人1人当たり2.8枚保有している計算になります。
また総務省が行った調査によると、「インターネットで購入する際の決済方法」としてクレジットカードは「79.7%」という結果です。
近年、電子マネーやQRコード・バーコード決済など多種多様な決済方法が誕生していますが、現金以外の決済方法として1番多いのがクレジットカード決済という結果になっています。
出典:一般社団法人日本クレジット協会「クレジットカード発行枚数調査結果の公表について」
出典:総務省「令和2年版インターネットの利用状況」
クレジットカード決済の仕組み
クレジットカード決済は、1ヶ月ごとに利用額をまとめ、支払日に銀行口座から引き落とされる支払い方法です。
ここでは、決済代行をする事業者側の仕組みをご紹介します。
クレジットカード決済のやり方(基本)
実店舗の場合、クレジットカード決済を行うためのカード決済端末を設置します。
- ユーザーが提示したカードを端末に差し込み、支払い金額を入力。
一括払い以外の支払い方法を希望している場合は、支払い方法を選択。 - ユーザーに暗証番号を入力してもらうか、伝票にサインを記入
- ユーザーに伝票控えとカードを返却
代行会社が介入する場合
ユーザー、店舗、カード会社、決済代行会社の4者間で決済する場合の仕組みは以下になります。
- ユーザーが商品やサービスを購入
- クレジットカードの利用情報がまずクレジット会社に届く。
その後、カード会社から決済代行会社に利用情報が届く - カード会社から決済代行会社に代金が入金され店舗に支払われる
- カード会社からユーザーへ利用明細が届くので、ユーザーがカード会社に代金の支払いを行う
請求はいつ?(入金サイクル)
クレジットカード決済で支払われた金額の入金サイクルは、決済代行会社や導入したプランごとに異なります。
一般的な入金サイクルには、以下のようなものがあります。
- 月末締め/翌月15日支払い
- 15日締め/月末支払い
- 月末締め/翌月20日支払い
- 5日毎締め5日後および10日後払い(早期払い)
- 月曜締め/金曜支払い など
月2回締め(15日・末締め)の15日後払いが、最もスタンダードなサイクルです。
クレジットカード決済の場合、入金まで約2週間~20日のブランクがあることを知っておきましょう。
クレジットカードの種類とランク
クレジットカードには、いくつかの種類とランクが存在します。
種類
クレジットカードはさまざまな会社が発行しており、発行元によりサービス内容が異なります。
ここでは、発行元別のクレジットカードの種類についてご紹介します。
銀行系クレジットカード
銀行や銀行のグループ会社が発行しているクレジットカードを指します。
比較的信頼性やステータスが高い点が特長です。
流通系クレジットカード
デパートやスーパーなどが発行するクレジットカードを指します。
ユーザーの集客を目的としており、発行元の店舗や提携先で利用すればポイントが加算されるサービスなどが用意されています。
ランク
クレジットカードにはランクが存在し、以下の順で高くなっています。
- 一般カード
- ゴールドカード
- プラチナカード
- ブラックカード
一般カードが一番低く、ブラックカードが一番ランクが高いカードです。
ランクが高くなるごとに付帯サービスが多くなり、受けられるサービス内容も良質なものとなっています。
クレジットカード決済の仕組みを理解しよう
クレジットカード決済は利用者が多いため、集客目的の事業者や多彩な決済方法を選びたいユーザーともにメリットのある方法です。
しかし、現金と比べて入金が遅れるなどのデメリットも知っておきましょう。