投稿日 : 2025年12月26日
医療機関のキャッシュレス決済は本当に有効?仕組み・メリット・対応方式を紹介
キャッシュレス決済の導入が進む中、病院やクリニックといった医療機関でもそのニーズは高まっています。
特に中小規模のクリニックや歯科医院にとっては、患者の利便性向上だけでなく、受付業務の効率化や未収金リスクの軽減にもつながる実務的なメリットがあります。
本記事では、医療機関におけるキャッシュレス決済導入の背景、対応方式、注意点、成功事例までをご紹介します。
【関連記事:病院のキャッシュレス決済が進まない理由。医療業界の現状を解説】
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クリニック・歯科でキャッシュレス導入が求められている背景
日本では長らく、医療費の支払い=現金というのが常識でした。
しかし、2020年以降の感染症拡大やインバウンドの増加を背景に、非接触型のキャッシュレス決済への関心が一気に高まりました。
特に都市部のクリニックでは「現金のやりとりに不安を感じる」「診療後にすぐ帰りたい」といった患者ニーズが顕在化しています。
また、自費診療(矯正歯科・審美歯科・自由診療など)では治療費が数万〜数十万円になることもあり、現金払いでは患者の心理的・経済的負担が大きくなりがちです。
こうした点から、クレジットカードやスマホ決済といった柔軟な支払い手段を用意することは、患者満足度の向上と来院継続にもつながります。
キャッシュレス決済と診療報酬・自費診療の相性とは?
医療費には「保険診療」と「自費診療」があり、特にキャッシュレス導入においては後者との相性が抜群です。
自由診療では治療内容や料金体系をクリニックが独自に設定できるため、クレジットカードや分割払いなども柔軟に対応できます。
一方で、診療報酬(保険診療)をキャッシュレスで受け取る場合には、会計システムとの連携が重要です。
レセコンと連動しているPOSレジがあれば、保険点数によって算出された金額が自動で会計に反映され、スムーズにキャッシュレス決済へつなげられます。
ただし、ここで注意すべきは「未収金」の扱いです。
たとえば、決済システムの不具合や保険証の確認漏れによって正確な請求ができなかった場合、その分が未収金として処理される可能性があります。
これを防ぐには、レセコンとキャッシュレス決済端末との確実な連携が必要不可欠です。
キャッシュレス導入で患者の負担・離脱リスクを軽減できる理由
キャッシュレス導入は、単に“便利”というだけでなく、患者が治療を継続しやすくなるという大きな効果をもたらします。
まず、クレジットカードでの支払いが可能であれば、高額なインプラントや矯正治療も一括払いの心理的ハードルが下がり、分割払いやリボ払いなどを通じて治療に踏み切る患者が増える傾向にあります。
また、現金支払いでは受付での待ち時間が長くなりがちですが、非接触型決済を導入することで、診療後の会計がわずか数秒で完了するケースもあります。
これにより、患者満足度が向上し、再来院や定期検診の継続率が高まるという好循環が生まれます。
医療機関で導入すべきキャッシュレス方式とは?
医療機関に最適なキャッシュレス方式は、クリニックの規模や患者層によって異なります。
たとえば、都市部の小規模クリニックであれば、QRコード決済(PayPay、LINE Payなど)の導入が手軽かつ利用者にも馴染みがあります。
一方で、インプラントや審美治療など高額診療が中心の歯科医院などでは、クレジットカード(VISA、Mastercard、JCBなど)の対応が欠かせません。
また、電子マネー(交通系ICやiD、QUICPayなど)も利用者が多く、非接触決済として受付効率の向上に寄与します。
さらに、これらの決済手段とレセコンや会計ソフトとの連携が可能かどうかも、選定時の重要なチェックポイントとなります。
医療機関での導入成功事例から見る効果
実際の導入事例として、以下のような成功ケースがあります。
都内のある内科クリニックでは、感染症流行時の現金受け渡しを減らすためにキャッシュレスを導入しました。
すると受付業務の負担が減少し、受付スタッフの残業時間も大幅に削減されました。
自由診療を中心とするある歯科医院では、クレジットカード払いを導入したことで患者の支払い手段が広がり、特に高額な審美歯科治療の成約率が20%以上向上したというデータもあります。
また、観光地のあるクリニックでは、外国人観光客向けに多言語対応の決済端末を導入したところ、インバウンド需要の取り込みに成功し、売上の約15%を占める新たな収益源となったようです。
これらの事例からも分かるように、医療機関におけるキャッシュレス導入は単なる時流ではなく、患者満足度の向上と業務効率化、さらには経営面でのメリットがしっかりと存在しています。
医療現場に求められるキャッシュレス導入を
現金主義が根強く残る医療業界において、キャッシュレス決済の導入はまだ過渡期にあります。
しかし、患者のニーズ、受付業務の効率化、そして収益性の向上という観点から見ても、その導入価値はきわめて高いと言えるでしょう。
特に中小規模のクリニックや歯科医院にとっては、限られたスタッフ数での業務効率化や、患者との良好な関係維持に直結する施策でもあります。
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