投稿日 : 2021年10月22日
モバイルオーダーとはどのようなシステム?導入するメリット
近年、飲食業界では「モバイルデバイス」を用いたオーダーシステムが増えています。
しかし、「知ってはいるが詳しくは分からない」という事業者も多いのではないでしょうか。
本記事では、モバイルオーダーシステムの概要やメリットをご紹介します。
モバイルオーダーとは
モバイルオーダーとは、ユーザーが自分のスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末から商品の注文・決済を行うサービスです。
ユーザーが専用アプリなどを用いて飲食店へ注文と支払いを行い、店舗で商品を受け取ります。
事前に注文してテイクアウトしたり、店内で飲食したりすることもできます。
これまでにも、電話やWebから事前に注文するサービスはさまざまな店舗で行われてきました。
モバイルオーダーが注目されているのは、専用のアプリを用いることでユーザーが注文から支払いまで済ませられる点です。
このため、事業者はレジ業務の削減や電話応対の削減などができ、スタッフの負担を少なくすることができます。
モバイルオーダーの機能と種類
ここでは、モバイルオーダーの主な機能と種類をご紹介します。
システムの機能
モバイルオーダーシステムによって差はありますが、主に以下の機能が搭載されています。
- 注文システム
- 決済システム
- 販促機能
基本となるのが「注文・決済システム」です。
このシステムによって、ユーザーはアプリ上で注文から決済まで行うことができます。
販促機能とは、割引クーポンやポイントの付与などを行うシステムです。
新規顧客の獲得や、リピーターの獲得などが期待できます。
システムの種類
モバイルオーダーシステムは、大きく「店内型」と「店外型」の2種類に分けられます。
店内型は、店内でオーダーを取ることを想定としたシステムです。
店外型は、ユーザーが来店までにオーダーをすることが想定されています。
モバイルオーダーの導入方法
モバイルオーダーの導入方法は主に2つです。
1つ目は、自社でアプリやシステムを開発する方法です。
自社でアプリやシステムを開発する方法は、カスタマイズ性が高く自社に適したものを作れるのがメリットです。
ただし、コストがかかるため、専門知識があるスタッフがいないと作成自体も難しいでしょう。
2つ目は、既存のサービスを使う方法です。
プラットフォームが提供されているため、安価でスピーディーに導入できます。
自前のモバイル端末があれば、アプリをダウンロードするだけで利用できるものもあるため、導入コストを抑えられます。
モバイルオーダーの導入メリット
ここでは、モバイルオーダーを導入するメリットをご紹介します。
メリット1:スタッフの作業負荷軽減
モバイルオーダーを導入すれば、スタッフの作業負荷軽減が期待できます。
ユーザー側で注文から支払いまでをアプリ上で完結できるため、店舗側は商品を用意して待っておくだけで済みます。
レジ業務が不要なため、混雑時でも対応がしやすくなるでしょう。
メリット2:代金未回収リスクを減らせる
モバイルオーダーであればアプリ上で既に決済が完了しているため、代金未回収のリスクを減らせるでしょう。
従来の来店後にユーザーが支払いを行う場合、万が一来店がなければ商品も無駄になり、代金も回収できません。
しかしモバイルオーダーであれば、最低でも代金は回収できます。
メリット3:回転率を維持できる
ランチタイムなどの混雑時では、できるだけ回転率を良くすることで利益を上げやすくなります。
モバイルオーダーを利用するようになれば、効率的に注文を受けられるため、対応できるユーザーの数を増やせます。
混雑時でも回転率を維持・向上できるため、売上向上が期待できるでしょう。
導入時はコストも計算しよう
モバイルオーダーは、スタッフの作業負荷や代金未回収リスクの軽減など、さまざまなメリットがあります。
サービスによっては既存のモバイル端末を利用できるため、導入コストを抑えることも可能です。
ただし、システム利用料などのコストがかかるため、導入前にしっかり計算しておきましょう。