投稿日 : 2022年2月10日
居酒屋に導入したいキャッシュレス決済。開業までに知っておきたいこと
キャッシュレス決済が一般的になってきた今、居酒屋を開業する際に「キャッシュレス決済を導入した方がいいのか」を悩む方も多いのではないでしょうか。
キャッシュレス決済にもさまざまな種類があるため、自身の事業や客層に合わせたキャッシュレス決済を選択する必要があるでしょう。
本記事では、居酒屋の開業を目指している方向けに、開業のために知っておきたいことや居酒屋にはどのようなキャッシュレス決済端末を導入するのがおすすめかご紹介します。
居酒屋の開業までの流れ
失敗しない開業のためには、計画的な準備が必要です。
居酒屋を開業するまでの一般的な流れについてご紹介します。
- 事業計画の策定
- 物件を探す
- 資金調達/借入
- メニュー開発
- 店舗の内装と外装の設計/施工
- 設備購入
- 各種届出
- スタッフ採用
- 販売促進
- 開業
居酒屋のコンセプトを含めた事業計画の策定を開業の1年前に行うと仮定すると、半年で物件探しや資金調達・借入などを行います。
そして残り半年で、内装・外装工事などを進めるのが理想的とされています。
あくまで目安なので、居酒屋の規模などでも変動します。
計画通りにいかない可能性もありますので、余裕を持って進めましょう。
居酒屋の開業までに知っておきたいこと
居酒屋の開業までには、さまざまな工程があります。
ここでは、居酒屋の開業までに知っておきたいことをご紹介します。
おおよそ必要な資金
開業には物件費用や設備費用、運転資金などさまざまな資金が必要です。
必要な資金は居酒屋の規模や内装・外装工事の内容などによって異なりますが、開業時に想定した年商の半分程度の資金を用意しておくのがおすすめです。
たとえば、年商1,000万円を目指しているのであれば、開業資金に500万円を用意しておきましょう。
必要な資格や手続き
居酒屋は飲食店ですので、開業には資格が必要です。
また店舗の収容人数や広さにもよって取得しなくてはいけない資格もあります。
居酒屋開業のために必要な資格や手続きには以下が挙げられます。
食品衛生責任者
食品衛生法によって定められた衛生管理を行う責任者です。
都道府県が行う講習会を受講して取得します。
既に、栄養士、調理師、製菓衛生士などの資格を持っている方は、講習会を受けなくても食品衛生責任者になれます。
飲食店営業許可
居酒屋の開業には「飲食店営業許可」が必要です。
保健所に事前相談し、店舗の工事完成予定日の約10日前に申請をします。
その後、保健所によって検査が行われることで営業許可がおります。
防火管理者
居酒屋の収容人数が30人を超える場合は防火管理者の資格が必要です。
防火管理者の資格は、都道府県などが行う「防火管理講習会」を受講します。
居酒屋を開業するうえでの注意点
ここでは、居酒屋を開業するうえでの注意点について、失敗例も取り入れながら紹介します。
注意点1:資金計画に計画性がない
居酒屋を開業するには物件取得費や内装・外装工事、設備、広告費、人件費などの費用が必要です。
規模によって数百万円〜数千万円の開業費用がかかることもありますので、綿密な資金計画を立てる必要があるでしょう。
計画性のない資金計画を立ててしまうと、予算が大幅にオーバーしてしまい資金繰りが困難になってしまう可能性があります。
また開業時だけでなく、開業後のこともしっかりと想定しましょう。
注意点2:現実的ではない店舗づくり
「自分の居酒屋を作る」という理想を詰め込んだお店を作りたい方も多いのではないでしょうか。
しかし理想ばかりを追求し、現実的ではない店舗づくりを行ってしまっては、顧客を集めることはできないでしょう。
資金計画や内装・外装、厨房設備の選定などはあくまで現実的に行わなくてはいけません。
居酒屋におすすめのキャッシュレス決済
居酒屋を開業するうえで、一般的になったキャッシュレス決済の導入を考えている方も多いと思います。
キャッシュレス決済にはさまざまな種類があり、「導入費用」や「決済手数料」がかかります。
手数料は1件あたりは少額ですが、積み重なると大きな違いとなるため慎重に検討する必要があるでしょう。
おすすめのキャッシュレス決済
まず導入を検討したいキャッシュレス決済は、「クレジットカード」でしょう。
利用者が多い決済方法であり、少額から対応しています。
また海外の人も多く所持していることから、インバウンド需要も見込めるでしょう。
また近年では、スマートフォンで簡単に決済が可能な電子マネーやQRコード決済の利用者も増えてきました。
導入費用や決済手数料を比較しながら、導入するキャッシュレス決済の種類を決めていきましょう。
キャッシュレス決済でさまざまな客層を呼び込もう
居酒屋の開業までには、資金計画や店舗物件の選定、内装・外装工事などさまざまな工程を経る必要があります。
いずれも計画通りにいかない可能性がありますので、余裕を持って開業準備を始めましょう。
また近年、利用者が増加しているキャッシュレス決済を導入すれば、さまざまな客層を呼び込める可能性があります。
ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。