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カードはどのように成長してきた?VISAとMasterCardを中心に見ていこう

カードはどのように成長してきた?VISAとMasterCardを中心に見ていこう

クレジットカードは、現代の私たちの生活に欠かせない存在となりました。
その歴史は古く、19世紀のアメリカにまで遡ります。
当初は、鉄道やホテルなどの利用代金を支払うための手段として用いられていました。
その後、クレジットカードやデビットカードなど、さまざまな種類のカードが登場し、私たちの生活をより便利なものへと変えてきました。

本記事ではカードの成長の歴史について、世界最大の国際ブランドであるVISAとMasterCardを中心に解説していきます。

クレジットカードの収益源

クレジットカード会社の収益源は、主に以下の3つです。

1.加盟店からの手数料
クレジットカード会社は、加盟店から商品やサービスの代金をクレジットカードで決済された際に、手数料を徴収します。
この手数料は、商品やサービスの売上金額に応じて、一定の率で計算されます。

2.カード会員からの手数料
クレジットカード会社はカード会員から、年会費や分割払い手数料、キャッシング手数料などの手数料を徴収します。

3.その他
クレジットカード会社は、保険代理店業務やポイントプログラムの運営など、さまざまな事業を通じて収益を得ています。

このうち、加盟店からの手数料がクレジットカード会社の収益の大部分を占めています。
加盟店からの手数料は、クレジットカードの種類、加盟店の業種や取扱金額によってその率が異なります。

VISAとMasterCardの道のり

VISAとMasterCardは、世界最大の国際ブランドであるクレジットカードです。
ここでは、VISAとMasterCardの道のりについてご紹介します。

VISAとMasterCardの市場規模

欧州でのクレジットカード市場は200億米ドルほどのようです。
欧州での主なカードプロバイダーは、VISAとMasterCardの2社で、欧州での購入額シェアの90%以上を占めるともいわれています。

過去にあったVISAとMasterCardへの訴訟

VISAとMasterCardは、世界でも多くの市場シェアを占めています。
そのため、両社は常に独占禁止法の対象となり、過去にもさまざまな訴訟を起こされています。

1996年には、アメリカの200以上の小売業者が、VISAとMasterCardの加盟店に対して不当に高い手数料を課しているとして、独占禁止法違反で訴えました。
この訴訟では、VISAとMasterCardが加盟店に対して、取引額に一定の率を乗じた加盟店手数料を徴収していることが問題となりました。
加盟店はこの加盟店手数料を負担して、クレジットカードでの決済を受け入れなければなりません。
訴訟を起こした小売業者は、VISAとMasterCardが、この加盟店手数料を不当に高く設定することで、加盟店の利益を圧迫し、競争を阻害していると主張しました。
この訴訟は、2003年に数十億ドルの支払いで和解しました。

買収の歴史

VISAとMasterCardは、共に買収を積極的に進めています。
ここでは、その一部をご紹介します。

2013年:MasterCardによるProvusの買収
トルコでProvusを買収しています。

2015年:VISAによるビザヨーロッパの買収
VISAは2015年に、欧州で事業を展開するビザヨーロッパを買収しました。
この買収により、VISAは欧州におけるシェアを拡大しました。

2020年:MasterCardによるFinicityの買収
オープンバンキング基盤の強化のため、リアルタイムで金融データ収集が可能なサービスであるFinicityを買収しました。

VISAとMasterCardは今後も買収を積極的に進め、事業の拡大や競争力の強化を図っていくと考えられます。

中国が歩んだカードの進化過程

クレジットカード

中国は、世界中で多くのシェアを持つVISAとMasterCardではなく、独自のクレジットカードが主流となっています。
それが、「銀聯(ぎんれん)カード」です。

銀聯カードとは、中国銀聯が発行するクレジットカードのことです。
銀聯は、中国の中央銀行である中国人民銀行が中心となって設立された、中国の決済ネットワークを活用した決済サービスブランドです。
銀聯カードは中国国内のみならず、世界でも多くの国と地域で利用することができます。
また銀聯カードは、中国国内では最も普及しているクレジットカードといわれています。

中国国内で発行される銀聯カードは、ほとんどデビットカードとされています。
決済と同時に銀行口座から引き落としが行われるため、口座内に残高がないと使用できません。

世界中で大きなシェアを占めるVISAとMasterCard

VISAとMasterCardは、世界中で使用することができるクレジットカードです。
今後も、カードの利用はさらに拡大していくと予想されます。
カードの進化が私たちの生活をどのように変えていくのか、今後も注目していきましょう。

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