投稿日 : 2021年10月8日
キャッシュレス決済の1つ「口座振替」。導入方法やメリットを紹介
近年はキャッシュレス決済の導入が盛んになっており、自社で導入を考えている事業者も多いのではないでしょうか。
しかし、キャッシュレス決済にもさまざまな種類があるため、どの種類を導入しようか悩んでいる方も多いと思います。
本記事では、口座振替サービスの概要、仕組み、導入するメリットなどを紹介します。
口座振替とは
口座振替は「口座引き落とし」「自動引き落とし」と呼ぶこともあります。
指定された金融機関の口座から、利用料金を自動で引き落としする決済方法です。
公共料金、通信料、会費など定期的に支払いが必要なサービスに向いているとされています。
また、法人間の決済に利用されることが多いです。
口座振替を行う際は、ユーザーが書面やWebサイトなどから口座振替の登録をします。
登録後は指定されている口座から自動で引き落とされるようになるため、入金の手間がかからなくなります。
事業者側には、料金の未払いを防げるなどのメリットがあります。
口座振替導入時のチェック事項
口座振替を導入する際には、以下の点をチェックしましょう。
チェックポイント1:他の決済手段との一元管理が可能か
口座振替以外の決済手段(クレジットカード決済、銀行振込など)と併用する場合は、一元管理が可能かチェックしましょう。
管理画面が別々になると入金情報がバラバラになるため、管理が難しくなります。
現在、他の決済手段を導入していない場合でも、今後導入する可能性がある場合はしっかり検討しておきましょう。
チェックポイント2:口座振替依頼書はデータ化できるか
口座振替依頼書がデータ化できるかを確認しましょう。
データ化が可能であれば書類での送付作業を省くことができるので、業務効率化につながります。
チェックポイント3:決済導入までのスピード
口座振替サービスを申し込んでから導入まで、どのくらいの日数がかかるのかチェックしましょう。
申し込み後、審査やID発行などの作業があるため、導入までの日数は各社によって異なります。
数日で導入可能なサービスもあれば、半月ほどかかるサービスもあるたため、事前に導入までに必要な日数を問い合わせておきましょう。
口座振替を導入するメリット
口座振替サービスの導入は事業者にとって以下のようなメリットがあります。
メリット1:未払いリスクを軽減できる
口座振替サービスは毎月自動的にユーザーの口座から料金の引き落としを行うため、未払いリスクが軽減がされるでしょう。
売上の未回収を防げるとともに、請求業務や入金管理など、入金管理業務の工数を大幅に減らすことにもつながります。
加えて、過剰入金の払い戻し作業や追加入金の依頼作業などがなくなることは、スタッフの負担軽減ともなるでしょう。
メリット2:手数料コストが比較的安い
口座振替サービスは、クレジットカード決済や銀行振込など他の決済手段に比べて手数料が安価となることが多いです。
そのため、事業者は低コストでサービスを利用できます。
口座振替サービスの導入を検討しよう
口座振替サービスは、毎月自動的にユーザーの口座から利用料金を引き落としできるサービスです。
自動で行われるため、入金業務の工数削減や代金未払いのリスク軽減が期待できます。
口座振替サービスによって一元管理が可能かどうかや、導入までの日数が異なりますので、導入前にしっかり確認するようにしましょう。