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クレジットカードのセキュリティに関わるEMVとは!?今後の課題と併せて紹介

クレジットカードのセキュリティに関わるEMVとは!?今後の課題と併せて紹介

クレジットカード決済を取り扱う事業者は、クレジットカードのセキュリティについて理解しておく必要があります。
そのひとつが、クレジットカードの統一規格である「EMV」です。
本記事では、EMVの概要やEMVによるセキュリティ強化、EMVの課題などをご紹介します。

EMVとは

EMVとは「Euro pay、MasterCard、VISA protocol」の略称であり、この3つの組織が定めたICチップの統一規格のことを指します。
主に、クレジットカードの情報の漏えいと、不正利用の防止のために定められました。
従来の磁気ストライプを搭載したクレジットカードは、カード番号などの少ない情報が磁気に記録されていました。
ICチップ搭載のクレジットカードは記録されている情報量が多いため偽造が困難で、よりセキュリティが強化されたといえます。

日本での普及状況

日本では2001年に導入され、多くのクレジットカードがEMVに対応しています。
また一方で、VISAやMasterCardなどの国際ブランドは非接触型決済も推進しており、非接触型IC読み取りが可能な決済端末の普及活動も行われています。
非接触決済は店舗側がカード番号を扱わないため、情報漏えいや不正利用などのリスクを低減できます。

ただし、まだ磁気カードタイプのクレジットカードも多く残っているのが現状です。
そのため、クレジットカード決済導入の際には、磁気カードとEMVのどちらにも対応した決済端末の導入を考えなくてはいけないでしょう。

EMV対応によるセキュリティ強化

EMV対応による最も大きなメリットは、セキュリティの強化とされています。
磁気カードは、磁気ストライプ部分に情報を搭載しているため、情報を抜き出す「スキミング」という被害に遭いやすいのが課題でした。
その点、EMV対応のカードは情報が暗号化された状態でチップ内に保管されています。
さらに使用時に4桁の暗証番号入力が必要なため、サインのみで利用できていた磁気カードと比較して、セキュリティが高いといえます。

さらにEMV対応のカードは、磁気の影響を受けにくのもメリットです。
磁気カードは磁気の影響を受けやすいため、磁気ストライプ部分が破損したり、弱まったりすると、データの読み出しができませんでした。
その点、EMV対応カードであればこうした問題は起こりにくいでしょう。

EMVの課題

EMV対応カードにはメリットも多いですが、課題もあります。
まずは「業務システムの拡大にともなうコストをだれが負担するのか」という点です。
EMV化はクレジットカードをICチップ搭載のものに更新するため、磁気カードよりもコストがかかります。

また近年では、非接触型決済やモバイル決済への対応も求められていることが増えています。
そのため、EMVだけがクレジットカード決済に関する課題の解決策とはいえなくなってきています。
これらのコストの負担はクレジットカード会社だけでなく、クレジットカード決済を導入する事業者、そして最終的には消費者を及ぼすことが予想されているのです。

EMVの大きなメリットはセキュリティ強化

クレジットカードのEMV化は、ICチップ内に暗号化した情報を搭載することで、セキュリティの強化という大きなメリットをもたらしました。
ただし、事業者側から見ると、磁気カードだけでなく、EMV化したクレジットカードに対応した端末への入れ替えなどのコストが発生します。
また、近年では非接触決済への対応も進んでおり、今後も対応した決済サービスが増えることが予想されています。

事業者はクレジットカード決済にかかるコストを計算し、メリットと比較して費用対効果を考える必要があるでしょう。

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