投稿日 : 2024年2月15日
クレジットカード決済の加盟審査や基準について解説。通りづらい業種はある?
クレジットカード決済は、顧客の利便性向上や売上アップにつながる重要な手段です。
しかし、クレジットカード決済を導入するには、カード会社による加盟審査を受ける必要があります。
審査では、取扱商品や業種などを含めた信用度調査が行われます。
本記事では、クレジットカード決済の加盟審査基準、契約方式、審査が通りづらい業種などをご紹介します。
クレジットカード決済の加盟審査
加盟審査は、カード会社が加盟店の経営状況や信用力を判断するために行われるもので、審査基準はカード会社によって異なります。
審査では、主に以下の項目がチェックされます。
- 法人の場合は、登記事項証明書や決算書など、会社の概要や財務状況を示す書類
- 個人事業主の場合は、本人確認書類や確定申告書など、事業の概要や収支状況を示す書類
- 取扱商品やサービスの内容
- 店舗の所在地や営業時間
- セキュリティ対策の状況
決済代行会社の利用審査
決済代行会社を利用する場合は、決済代行会社による利用審査も受ける必要があります。
この審査は、決済代行会社が加盟店の経営状況や信用力を判断するために行われるもので、審査基準は決済代行会社によって異なります。
審査内容は、クレジットカード決済の加盟審査とほぼ同様とされています。
クレジットカード決済の契約方式は2つ
クレジットカード決済の契約方式は、主に以下の2つに分けられます。
直接契約
直接契約とは、クレジットカード会社と直接契約を結ぶ方式です。
この方式では、加盟店はクレジットカード会社と1社ずつ契約を結ぶ必要があります。
メリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 決済手数料が決済代行会社を利用する場合よりも安い場合がある
- 決済システムのカスタマイズがしやすい
デメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 加盟審査が厳しい場合がある
- 決済システムの導入や運用に手間がかかる
決済代行会社の利用
決済代行会社の利用とは、決済代行会社を介して複数のクレジットカード会社と契約する方式です。
この方式では、加盟店は決済代行会社と1社契約するだけで、複数のクレジットカード会社に対応することができます。
メリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 加盟審査を通過するためのアドバイスが貰えるケースがある
- 決済システムの導入や運用が簡単
デメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 決済手数料が直接契約よりも高い場合がある
- 決済システムのカスタマイズが難しい
クレジットカード決済の加盟審査に通りづらい業種
一般的に、クレジットカード決済の加盟審査に通りづらい業種としては、以下のようなものが挙げられます。
特定継続的役務提供業
特定継続的役務提供業とは、特定商取引法で定められた、一定期間継続して役務を提供しなければならない業種のことです。
具体的には、以下のようなものが挙げられます。
- エステティックサロン
- 美容医療
- 結婚相談所
- 学習塾、家庭教師
- 英会話、語学スクール
- パソコン教室
これらの業種は商品の購入とは異なり、一定期間継続して役務を提供する必要があります。
そのため、カード会社は消費者とのトラブルや返金などのリスクを懸念して、加盟審査が厳しくなりがちです。
許認可が必要な業種
飲食店や宿泊施設などの許認可が必要な業種も、加盟審査が通りづらい傾向にあります。
許認可が必要な業種は、消費者から信頼され、健全な経営が行われていることが求められるためです。
過去にトラブルを起こした業種
過去にクレジットカード決済のトラブルを起こした業種も、加盟審査が通りづらい傾向にあります。
これは、カード会社が再びトラブルを起こすリスクを懸念して、加盟審査が厳しくなりがちだからです。
商材にもよる
以下の商材も厳格な審査が行われることが多いです。
- 情報商材
- アダルト向け商材
これらすべてが悪質なものというわけではありませんが、消費者との間でトラブルが起こるケースもあります。
さらに、クレジットカードのブランドイメージ低下につながる可能性もあるため、審査通過が難しい傾向にあるともいえます。
決済代行会社を利用すれば審査が通るケースもある
決済代行会社を利用することで、上記の業種でも審査に通るケースがあります。
決済代行会社は、加盟店の経営状況や信用力を判断するだけでなく、加盟店のサポートやリスク管理にも力を入れています。
そのため、決済代行会社が加盟店の信用力やリスク管理を担うことで、カード会社は審査を緩和しやすくなります。
また、決済代行会社によっては加盟店の業種や規模に合わせて、審査基準を柔軟に設定している場合もあります。
審査の基準や通りにくい業種を知ろう
審査が通りにくい業種としては、特定継続的役務提供業、許認可が必要な業種、過去にトラブルを起こした業種などが挙げられます。
審査に通過するためには、事前に審査基準をよく理解し、必要な書類を準備しておくことが重要です。
また決済代行会社を利用することで、これらの業種でも審査に通るケースがあります。
シー・ピー・エージェントでは、まずはご相談からお受けいたしますので、お気軽にお問い合わせください。