投稿日 : 2022年3月4日
ネットショップ経営に導入したい決済方法。開業までに知っておきたいこと
ネットショップを開業する際は、決済方法をはじめ決めなければならないことが数多くあります。
利益を上げるためには、準備や仕入れをしっかり行うことは必須といえるでしょう。
本記事では、ネットショップ経営に導入したい決済方法や開業までの流れ、開業時の注意点などをご紹介します。
ネットショップの種類
ネットショップの種類(取引形態)は、主に3つに分類されます。
開業する予定のネットショップが、どの種類(取引形態)にあたるのかを理解しておきましょう。
BtoC
BtoCは企業と消費者の取引形態のことです。
ネットショップを開業したいと考えている方の多くは、この取引形態に分類されるでしょう。
CtoC
消費者間の取引を指します。
身近なサービスでは、オークションやアプリによるフリーマーケットサービスなどが該当します。
BtoB
企業間の取引を指します。
ネットショップ開業までの流れ
ネットショップを開業するには、準備が重要となります。
ここでは、ネットショップ開業までの一般的な流れをご紹介します。
1、コンセプトを決める
まず「どのようなネットショップにしたいのか」というコンセプトを明確にしましょう。
コンセプトが明確でないと、工程を進める上で方針がぶれたり、仕入れる商品が分からなくなったりする可能性があります。
またネットショップは年々数が増えており、競合他社も多くいます。
そのため、コンセプトは「オリジナル」をどこかに取り入れるようにしましょう。
2、ECプラットフォームを決める
コンセプトが決まったら、次はECプラットフォームの選定を行います。
ECプラットフォームは、ネットショップの構築や運営などの機能を持ったシステムです。
ECプラットフォームは大きく分けて「自主EC」と「モールEC」に分けられます。
自社EC
自社ECは、一から独自のサイトを立ち上げて運営を行います。
コストはモールECよりもかかりますが、自由度が高く他社と差別化しやすいのが特徴です。
モールEC
モールECは、すでにある「モール」内に出店するイメージです。
モール自体の知名度が高いため、集客力が高いのが特徴です。
ただしモールの規約に従って運営する必要があるため、自由度が低くなります。
3、決済方法を決める
プラットフォームが決まったら、決済方法の選定を行います。
ユーザーにとっては決済方法が豊富な方が便利なため、集客力はアップするでしょう。
ただし決済手段を増やすほど支払う手数料も増えるため、ネットショップの客層を考えて、決済手段を限定するのも1つといえます。
4、商品登録・各種手続きを行う
商品登録や各種手続きを行います。
商品の価格や説明文、画像などのデータは事前にまとめておくとスムーズに登録できるでしょう。
また、業種によっては商品販売前に許可や資格が必要な場合があります。
例えば、食品などを販売する場合は「食品衛生責任者の資格」「食品衛生法に基づく営業許可」などが必要です。
事前にどんな手続きが必要なのか、必ず確認しておきましょう。
5、テストを行う
準備ができたら実際に運用する前にテストを行いましょう。
ユーザーと同じ導線で注文などを行い、問題なく動作するかを確認します。
ネットショップを開業する上での注意点
ネットショップは身近にあるものであり、日常的に使っている方も多いため、見逃してしまう部分もあります。
失敗例としてよく挙げられるのが以下の2点です。
- コストだけを重視してしまう
- 本当に必要な機能が搭載されていない
目先のコストだけを重視してしまうと、機能が足りなかったり、目的に沿っていないサイトになったりする可能性があります。
そのためネットショップを開業する際には、長期的な目線でプラットフォームや決済手段などを選ぶ必要があるでしょう。
ネットショップにおすすめのキャッシュレス決済
ネットショップを開業するなら、キャッシュレス決済は必須です。
主に、以下のような決済手段があることを知っておきましょう。
- クレジットカード
- 電子マネー
- キャリア決済
- ID決済
なかでも、ネットショップ利用者はクレジットカード決済を選択する人が多いとされているため、クレジットカードの導入は必須です。
また近年では電子マネーやID決済も増えているため、複数の決済手段に対応しているとショップの強みになるでしょう。
ただし複数の決済手段を導入すると、それだけコストがかかります。
導入に必要な機能や競合他社の動きなどを調査した上で、まずは最低限の決済方法を導入することをおすすめします。
その後、必要に応じて徐々に利用できる決済方法を増やしていきましょう。
ネットショップ開業までの流れを把握しておきましょう
ネットショップ経営を成功させるためには、準備が重要になります。
そして決済方法は、クレジットカードは必須で導入して、その他については競合他社の動きや、実際にネットショップを利用してくれたお客様の声なども参考に、追加で決済方法を加えていくことをおすすめします。