投稿日 : 2022年3月25日
カゴ落ちとは!?EC事業を始める前に知っておこう
EC事業を始める前に知っておきたいのが「カゴ落ち」という現象です。
通常ユーザーとしてECサイトを使う際には聞きなれない言葉なので、どういった現象か知らない方も多いのではないでしょうか。
本記事ではEC事業を始める予定の方向けに、キャッシュレス決済導入と一緒に覚えておきたい「カゴ落ち」とその対策についてご紹介します。
カゴ落ちとは
カゴ落ちとは、ユーザーがECサイトで「買い物かごに入れたものの購入せずに離脱する」現象を指します。
2018年にBaymard Institute社が行った調査「46 Cart Abandonment Rate Statistics」によると、一般的なカゴ落ち率は約69%にのぼるとされています。
つまり買い物かごに入れたものの、購入しなかったユーザーは約7割にもなるのです。
その理由としては、以下が考えられます。
カゴ落ちする理由1:送料や手数料がかかる
買い物かごに入れたものの送料や手数料が高くて購入をやめたパターンです。
商品代金だけを見て購入しようとしたユーザーが、買い物かごで初めて送料を含めた合計を見ることで「こんなに高くなるならやめておこう」と考えるのが原因とされています。
カゴ落ちする理由2:会員登録が必要
購入しようと思ったものの会員登録が必要になり、入力が面倒なため離脱したパターンです。
会員登録はメールアドレスや電話番号、住所などさまざまな情報を入力しなくてはいけないため、面倒だと感じるユーザーが多いとされています。
カゴ落ちする理由3:利用したい決済手段が使えない
日常的に利用しておりポイントを貯めている決済手段が使えないことも、カゴ落ちの原因となります。
カゴ落ちする理由4:購入までのプロセスが長い
購入に至るまでのプロセスが長い、または複雑で離脱してしまったケースです。
ユーザーに必要な情報を伝えることは大切ですが、複雑すぎると離脱の原因になります。
カゴ落ちが起こらないための対策
カゴ落ちが起こらないための対策方法としては、以下が挙げられます。
対策1:決済方法を増やす
ユーザーが普段利用している決済方法を増やすことでカゴ落ちを防ぐ方法です。
できるだけ多くの決済手段に対応することで、幅広いユーザー層を取り込むことができるでしょう。
対策2:事前に総額が分かるようにする
買い物かごに入れた後になって総額が分かるのではなく、事前に総額が分かるようにしましょう。
商品ページなどに記載しておくことで、ユーザー側も安心して買い物ができます。
対策3:会員登録の手間をできるだけ減らす
会員登録の際にカゴ落ちが起きているのであれば、登録の手間をできるだけ省きましょう。
例えば入力フォームの入力部分を少なくする、会員登録をしなくても買い物ができるようにするなど、選択肢を増やせばカゴ落ち防止が期待できます。
予防策を練ってカゴ落ちを防ごう
カゴ落ち予防を取ることは、ECサイトの利益を上げることにもつながります。
ユーザー目線の予防策をたててカゴ落ちを防ぎましょう。