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日本と海外諸国の決済端末価格の違い。成り立ちを解説

日本と海外諸国の決済端末価格の違い。成り立ちを解説

日本と海外諸国では、決済端末の価格に違いがあります。
一般的に、日本の決済端末は高額で、海外の決済端末の方が廉価となります。
何故、このような差が出るのでしょうか。

本記事では、日本と海外諸国の決済端末価格の違いと成り立ちについてご紹介します。

決済端末を設置する流れ

日本では、小売店などがクレジットカード決済を取り扱いたい場合、カード会社に連絡を入れます。
すると、カード会社は1台10万円ほどの決済端末を設置します。

決済端末は、端末によって接続ネットワークが決まっています。
NTTデータのCAFISネットワークに接続するINFOX端末、JCB系列の日本カードネットワーク(JCN)に接続するJETS端末、どちらかを選ぶのが一般的でした。

上記の端末は、日本クレジットカード協会(JCCA)の認定を受けた端末で、JCCAの認定を受けた情報処理センターがカードの情報処理を行います。
端末は情報処理センターが自社に接続する者を販売し、それを購入したアクワイアラーが店に設置した端末によって接続先が決まるのが一般的です。

つまり、加盟店側は情報処理センターを意識することも選ぶこともありません。

日本の決済端末価格が高額な理由

海外諸国では、購入した端末をどのプロセッサーに接続するかを選ぶことができます。
端末メーカーやプロセッサーはそれぞれ自由競争であり、常に競合状態であるため価格競争が起きています。

日本では、決済端末とネットワーク事業者が1対1で、カード会社と加盟店が契約する時に端末の設置を申し込み、設置端末によってネットワーク事業者が決まります。
つまり、競合がいなく価格競争が起こらないことが、日本の決済端末価格が高額になる理由の1つといえます。

また海外では、どんな支払い方法をするかはユーザーとイシュアーの間で決めるもので、日本のように端末側で一括払いや分割払いの操作をすることはありません。
このような日本独自の支払い方法への対応や非接触型ICカード読み書きにも対応させるなど、細かい機能を追加したことも、国内仕様の端末の価格が高額になった理由と考えられます。

日本の決裁端末価格は高額

日本の決済端末は、加盟店側が決済端末を選ぶ余地がないため、価格競争が起きず高額になるとされています。
また、さまざまな支払い方法やICカードに対応していることも、決済端末の価格が高くなる理由といえるでしょう。

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