投稿日 : 2023年6月23日
サブスクリプション決済方法を解説。どのようなメリットがある!?
音楽や映画の配信サービス、食事や化粧品の定期便など、近年さまざまなサブスクリプションサービスが登場しています。
では、サブスクリプションサービスを利用する際のサブスクリプション決済には、どのような特徴があるのでしょうか。
本記事では、キャッシュレス決済代行業者の導入を検討している企業が知っておきたい、サブスクリプション決済についてご紹介します。
サブスクリプションとは
そもそもサブスクリプションとは、定額料金で商品やサービスを一定期間利用できることを指します。
従来では新聞などの定期購読、スポーツジムの月額会員費、最近では音楽や動画の配信サービス、食品の定期便など、多様なサブスクリプションが提供されるようになりました。
近年の傾向では、人々がものを所有するのではなく、利用することに対してお金を払うようになったとされています。
たとえば、動画コンテンツのサブスクリプションであれば、時間がある時に見ることができます。
また、ものが増えませんので、収納などを考える必要もありません。
こうした自由度の高さが、サブスクリプションが流行するきっかけの1つになったと考えられています。
サブスクリプションの決済方法
サブスクリプションサービスを利用する際の決済方法には、主に以下が挙げられます。
クレジットカード決済
クレジットカードは、オンラインで最も多く利用されている決済方法です。
そのため、サブスクリプションを検討するのであれば、対応しておきたい決済方法でしょう。
ただし、クレジットカードは決済手続きの際にカード番号を入力する必要があるため、抵抗がある人もいます。
そのため、どのようなセキュリティ対策を施しているのか、明記する必要があるでしょう。
また、カードの有効期限が切れた際には決済ができなくなるため、更新してもらう必要があります。
ID決済
Amazon Pay、PayPay、楽天Payなどが該当します。
それぞれの会員情報(ID)とパスワードで決済が可能です。
各サービスを使用しているユーザーは多いため、親和性の高い決済方法といえます。
また、PayPayや楽天Payなどは、銀行口座やATMからチャージすることもできるため、クレジットカードを持っていない人でも利用することが可能です。
キャリア決済
キャリア決済は、携帯電話料金と合算して支払う方法です。
各キャリアの認証だけで決済できるので、手軽に行えます。
サブスクリプション決済の選び方
サブスクリプション決済には上記のような種類がありますが、自社に合ったサービスを選ぶにはどうしたらいいのでしょうか。
ここでは、選ぶ際のポイントをご紹介します。
自社のサービスに合ったペースに設定できるか
支払いタイミングを、自社のサービスに合ったペースに設定できるかチェックしましょう。
たとえば、「初月無料」「支払いは2ヶ月に1回」など、柔軟に設定できれば、自社のサービスに合わせやすくなるでしょう。
どのようなセキュリティ対策が施されているか
サブスクリプション決済代行サービスが、どのようなセキュリティ対策を施しているか確認しましょう。
サブスクリプション決済は、顧客のクレジットカード情報などを取り扱うため、セキュリティ性の高いものを選びましょう。
システムは安定しているか
利用者数が多いサブスクリプションサービスの場合、大量なアクセスにも耐えられる安定したシステムを選ぶ必要があります。
決済ができないなどのトラブルは、顧客の信用を大きく損ねかねません。
そのため、どのような会社が導入しているか、どの程度の負荷にまで耐えられるように設計してあるかを確認しましょう。
サブスクリプションを決済代行するメリット・デメリット
サブスクリプション決済代行サービスの導入には、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
メリット1:顧客満足度の向上
決済代行サービスを利用することで、顧客はクレジットカードや電子マネーなど、さまざまな決済方法から選択して支払うことができます。
クレジットカードなどは自動で代金が請求されるので、顧客は支払画面を操作しなくても済みます。
これにより、顧客の利便性が向上し、満足度を高めることができます。
顧客満足度が向上すれば、事業者にとっては、解約率の低下につながるなどのメリットがあるでしょう。
メリット2:決済業務の効率化
決済代行サービスを利用することで、決済システムの構築や運用、セキュリティ対策などの手間やコストを削減することができます。
メリット3:新規顧客の獲得
決済代行サービスを利用することで、クレジットカードや電子マネーに対応していない場合でも、サブスクリプション型のビジネスを展開することができます。
これにより、新規顧客の獲得につながるでしょう。
デメリット1:決済手数料が発生する
決済代行サービスを利用する場合は、決済手数料が発生します。
決済手数料は決済代行会社によって異なりますが、一般的に数%程度です。
また、初期費用や入金手数料などが発生する場合もあるため、事前に比較検討しておきましょう。
デメリット2:セキュリティリスクがある
クレジットカードや電子マネーなどの決済情報を扱うため、少なからずセキュリティリスクがあります。
ただし、最近では、高水準のセキュリティ対策を施している代行会社も多いです。
決済代行会社を選ぶ際には、セキュリティ対策が万全な会社を選ぶことが重要です。
メリット・デメリットを理解して導入しよう
サブスクリプション決済代行にはメリットとデメリットがあります。
そのため、サブスクリプション型のビジネスを展開する際には、これらのメリットとデメリットを比較検討したうえで、決済代行サービスの導入を検討することが重要です。