投稿日 : 2023年7月21日
キャッシュレス推進が加速!ホテル・旅行業などの宿泊業界の現状を知ろう
ホテルや旅館のキャッシュレス決済導入は、どのように進んでいるのでしょうか。
本記事では、宿泊業界のキャッシュレス事業や決済方法、キャッシュレス化にするメリットをご紹介します。
宿泊業界(ホテル・旅行業)のキャッシュレス事情
日本政策金融公庫が2019年9月に行った調査「キャッシュレス決済の対応状況等に関するアンケート」によると、「キャッシュレス決済に対応している」と回答した企業が約4割を占めました。
決済手段別に見ると、「クレッジットカードのみ」と答えた企業が約49.3%と最も高く、ついで「スマートフォンのアプリ決済(約20.0%)」、「クレジットカード、スマートフォンのアプリ決済(14.9%)」となっています。
出典:日本政策金融公庫「消費税増税を契機にキャッシュレス決済を導入・拡充する企業が3割」
宿泊業界(ホテル・旅行業)の決済方法
ここでは、宿泊業界(ホテル・旅行業)の主な決済方法についてご紹介します。
現地での決済
現地での決済には、主に「現金払い」と「クレジットカード払い」があります。
現金払い
利用者がホテルを利用したあとに、フロントで現金を支払う一般的な方法です。
しかし、支払いが高額になったり、おつりの受け渡しミスが起きたりなどのリスクが発生してしまうことも考えられます。
クレジットカード払い
フロントの支払い時にクレジットカードを使って支払う方法です。
現金を使用しないため、チェックアウトにかかる時間の削減が期待できます。
またホテル側は、フロント業務の削減も期待できます。
オンラインでの決済
オンラインでは主に事前に決済を行います。
オンラインで予約できるホテルも増えてきていることから、予約してそのままクレジットカードで支払いを済ませられるケースが多いです。
宿泊業界(ホテル・旅行業)がキャッシュレス化するメリット
ここでは、宿泊業界(ホテル・旅行業)がキャッシュレス化する事業者側のメリットについてご紹介します。
メリット①:支払い処理の迅速化
キャッシュレス決済は電子的な取引手段であるため、支払い処理が迅速に行われます。
これにより、フロントデスクやレジでの待ち時間が短縮され、滞在客や顧客の満足度向上が期待できます。
メリット②:業務効率化
キャッシュレス決済を導入することで、現金の取り扱い業務を削減することができます。
そのため、レジ締めや釣銭の準備などの業務にかかる時間の短縮も可能です。
また、キャッシュレス決済では、顧客の支払い情報をデータとして保存することができるため、売上管理や顧客分析に役立てることができます。
メリット③:売上増加
キャッシュレス決済を導入することで、顧客は現金を持ち歩く必要がなくなり、より手軽に宿泊料金を支払うことができるようになります。
そのため、キャッシュレス決済を導入している宿泊施設は、現金払いの宿泊施設よりも売上が増加する傾向があるとされています。
メリット④:リスク軽減と安全性の向上
キャッシュレス決済は、現金を扱うリスクを軽減します。
現金の紛失、盗難、偽札のリスクがなくなり、安全性が向上します。
また、電子決済には暗号化やセキュリティ対策が組み込まれており、不正利用やデータ漏洩のリスクを低減することができます。
メリット⑤:経理の正確性
キャッシュレス決済は、売上のトラッキングや収益の正確な計上を容易にします。
電子決済のデータはリアルタイムで記録されるので、経理業務の精度を高め、収益管理の透明性を向上させることができます。
宿泊業界ではキャッシュレス決済導入が進んでいる
宿泊業界では、事業者側にも業務効率化や安全性の向上、顧客満足度の向上などが期待できるため、キャッシュレス決済の導入が進んでいます。
キャッシュレス決済導入を検討しているホテル・旅館業を中心とした宿泊業界の事業者/責任者の方は、この機会に是非ご検討ください。