近年、急速に普及しているのがキャッシュレス決済です。
特に20代(Z世代)の間では、現金そのものを持ち歩かない人も出てきております。
そのため、20代(Z世代)をメインの対象とした事業をしている場合、キャッシュレス決済の導入は必須といえるでしょう。

本記事では、20代の支払い方法の傾向やキャッシュレスを使用する場面についてご紹介します。

20代(Z世代)の金銭感覚

ブランドや価格よりも、商品やサービスの価値、体験に重きを置く傾向があるようです。
コストパフォーマンスやタイムパフォーマンスを重視する一方で、自分が好きなものにはお金を使う傾向があります。
また将来のことを考え、副業を行っている若者も増えているのが特徴です。

20代(Z世代)の支払い方法の傾向

総務省の調査によると、2021年の20～29歳のキャッシュレス決済利用率は70.0％と、全世代の中で最も高い数値となっています。
ただし年齢別で見ると、どの世代でも利用率は70％前後あり、世代間の差は少ないといえます。
キャシュレス決済の中でも、QRコード決済の利用率は、全体で51.1％となっています。
年齢別に見ると、30～39歳(62.5％)、20～29歳(61.0％)の順に多く、年齢が上がるにつれてやや利用率が低下する傾向にあります。

出典：総務省「デジタル利用環境・サービス等の活用状況」

20代(Z世代)がキャッシュレス決済を使用する場面

20代(Z世代)がキャッシュレス決済を使用する場面には、以下が挙げられます。

コンビニエンスストア

コンビニエンスストアは、20代(Z世代)にとって最も身近なキャッシュレス決済利用場所の1つです。
特に、QRコード決済や電子マネーが主流となっており、レジでの待ち時間を短縮できる利便性を評価される傾向にあります。

ドラッグストア

ドラッグストアでは、ポイントカードとの連携やクーポン利用などのメリットから、キャッシュレス決済が広く利用されています。
特に、オリジナルの電子マネーを発行しているドラッグストアも多く、ポイント還元率がアップするなど、さらにお得な特典を受けられるケースもあります。

スーパーマーケット

大型スーパーマーケットでは、セルフレジの普及に伴い、キャッシュレス決済の利用が促進されています。
特に、クレジットカードやデビットカードでポイント還元を受けられるため、家計管理にも役立つでしょう。

ネットショッピング

20代(Z世代)は、リアル店舗だけでなく、ネットショッピングでも積極的にキャッシュレス決済を活用しています。
クレジットカードやコンビニ決済など、さまざまな決済方法が用意されているため、自分に合った方法を選択できます。

飲食店

ファーストフード店やカフェなど、カジュアルな飲食店では、QRコード決済や電子マネーが主流となっています。
特に、ランチタイムやディナータイムなど、混雑する時間帯には、キャッシュレス決済でスムーズに会計できる点が評価されています。

20代(Z世代)の支払い方法の傾向を知っておこう

20代(Z世代)の金銭感覚は、収入や支出、価値観などさまざまな要因によって複雑に変化しています。
今後は、さらに多くの場面でキャッシュレス決済の利用が広がっていくことが予想されます。
そのため、自社(自店舗)をよく利用する年齢層により、導入するキャッシュレス決済を見極める必要があるでしょう。

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