投稿日 : 2021年7月16日
無人レジの普及はキャッシュレス決済を加速させる!?仕組みを解説
キャッシュレス決済の普及が進んでいる近年、無人レジが注目されています。
無人レジの導入は、どんなメリットがあるのでしょうか。
本記事では無人レジの概要や仕組み、メリットなどをご紹介します。
無人レジとは
無人レジとは、店員を配置せずに顧客自身が支払い、袋詰めなどを行う商品精算サービスです。
従来は店員が行ってきた商品のバーコード読み取りや決済、袋詰めなどの作業をすべて顧客自身が行います。
セルフレジ/ POSレジとの違い
無人レジはセルフレジやPOSレジと違い、完全に無人で行えるのが特徴です。
機械作業に不慣れな年齢層の方も、簡単に決済が可能なように作られていす。
セルフレジとPOSレジと混同されることもありますが、2つのレジの概要は以下の通りです。
セルフレジ
顧客が商品のバーコードを読み取り精算するレジです。
レジ操作をサポートするための店員の配置が必要な場合があります。
POSレジ
POSシステムを搭載したレジのことです。
店員がバーコードを読み取り、金銭の授受を行います。
顧客が会計を行う点では、セルフレジやPOSレジと変わりありません。
しかしセルフレジやPOSレジには、操作をサポートするスタッフがいることが無人レジとの違いといえます。
無人レジの仕組みとメリット
無人レジの精算方法は、主に以下の2つの方式に分かれます。
画像認識方式
AIによる画像認識を活用する方式です。
顧客が商品の入ったかごや商品自体をレジ台に置くと、AIカメラが画像を読み取って精算額を表示します。
年齢確認が必要な酒類の購入にも対応可能で、酒類を認識した場合は店舗スタッフへ通知されます。
ICタグ方式
あらかじめ、商品に付けられたICタグの情報を読み取って金額を算出する方式です。
ICタグには品番、サイズ、カラーなど商品に関するあらゆる情報が書き込まれています。
専用レジでICレジから発せされる無線電波を読み取ることで、精算作業を行います。
また、無人レジによるメリットには、以下のようなものがあります。
メリット1:人件費削減
無人レジを導入することで店員を配置する必要がなくなるため、人件費削減につながります。
レジ業務がなくなれば、空いたスタッフは人間にしかできない他の業務に時間を割くことができます。
そのため、スタッフの有効活用にもつながるでしょう。
メリット2:ヒューマンエラーの解消
人間が精算業務を行うと、どうしてもバーコードの読み取りや釣り銭の受け渡しなどでミスが起こる可能性があります。
AI画像認識やICタグを使ってすばやく自動で精算することで、手打ちのレジやPOSレジで起きてしまう可能性のあるヒューマンエラーの解消が期待できるでしょう。
無人レジ×キャッシュレス決済が進む未来
無人レジが普及することは、キャッシュレス決済を加速させる可能性を秘めています。
現状の無人レジには、人数が増えた場合の認識率の問題や、人による接客が無いことから起こるサービスの低下などデメリットもあります。
しかしそれ以上に、人件費削減や人手不足の解消、レジ混雑の緩和など、さまざまなメリットがあります。
さらに、キャッシュレス決済が根付き始めていることから、今後無人レジとキャッシュレス決済の組み合わせが進むことが予想されます。
この組み合わせにより精算がスピーディーになり、より便利になることでしょう。
そして「人でしかできない仕事」にスタッフをまわすことができるようになることで、さらなるサービス向上が期待できます。
無人レジの普及はさらなる利便性向上が期待できる
無人レジは完全無人で精算が可能なため、人件費削減やレジ混雑の緩和などさまざまなメリットが期待できます。
さらに、キャッシュレス決済を組み合わせることによりさらに便利になることから、今後は無人レジがさらに普及していくでしょう。